三鷹のT社に「全貌」の時に借りた資料を返しにいきました。ついでにお茶をいただきながら、大塚さんから珍しいお話も聞いたりして充実の時間です。友人のアニメーターT永氏も同席し、下僕のI田U之助監督も寄ってきて面白かったなあ。
5時には辞し、東京女子大の前にあるケーキ屋でお茶して荻窪に帰ってからは、またT永氏がやってきて飲みました。
話題はいかに自分たちが世の流れにおいていかれているか、ということ。
それでも、動くアニメーションへの追慕は捨てきれないということかなあ。本心ではそれだけがアニメーションだと思っているからなあ。今のアニメはくだらないと思っているのが、ほんとの気持ちです。
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これは僕がアニメーションの世界に入る動機になった友人の記録写真。一番左は手塚治虫氏、ここは虫プロの屋根裏部屋の試写室。ぼくの友人田中新一氏が友人たちと一緒に手塚さん自らの映写で「ある街角の物語」や「展覧会の絵」を見せてもらっているところ。彼らは中学校の時にセルアニメーションをそれもトーキー12分カラーの堂々の大作をダブル(レギュラー)8で制作していたのです!題名は「美しき青き王子」、ディズニーを目指したメルヘンで、その制作にあたってはこうして手塚治虫さんに指導をあおぎ、さらにそれがNHKの30分番組になったりもしたという。その作品をアニドウで上映したり制作中のこうしたエピソードを高校の時に同級生となった時に彼らから聞いて、よし僕も!と思った次第。自分は写っていないけれど、なつかしい写真なのです。
この写真を思い出して、早速田中氏から送ってもらって見直して、先日の「手塚さんを偲んで語る」イベントを企画したわけです。この時の制作メンバーは誰もアニメ界に残っていなくて、関係者ではないけれど、きっかけにした僕だけがアニメ界にいるにも不思議なものです。