2005年05月31日

天国への段階

銀座のスポット商会から電話あり。フォトサロンのキャンセルが出たということなので、急遽写真展を開催することにする。7月29日〜8月11日の期間で、路面電車の写真を新しく焼くことになるはず。先日今年の活動目標を書き出したのだけれど、それに全く載っていない予期せぬイベントで、けっこう大変なんだが、他の事を後回しにしてやってしまおう。ビデオ上映などもやりたいです。こういう事情で出版が遅れるわけです。FILM1/24の次号は「外套」完成記念号ではないかという中傷が飛んでいるが、ぼくは、川○先生没後10年追悼号じゃないかと思う。
髪が伸びたので十年以上通っているすずらん通りの岸田理容店へ行く。ひげもそらず、ドライヤーが嫌いなので洗い髪も乾かさずにお終いにするので、20分程度しかかからない。それでも、3,500円。小さい頃から30分も床屋に座っていられない性分でした。
さっぱりとした気分で「キングダム・オブ・ヘブン」を見たら、さっぱりしなくなるような出来だったので、荻窪の居酒屋「番小屋」で焼酎を飲む。オーランド・ブルームがなして、オーリーなのか。オーリーと言えばジョンストンに決まっているではないか。ディズニーはそう主張してほしいものだ。
 山崎敬之著「テレビアニメ魂」(講談社現代新書)読了。長浜さんや藤岡さんの描写がかなり懐かしい気にさせる。ああ、ぼくも断片的になら思い出を書けるのかもしれない。けれど、あまりにも断片だなあ。

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2005年05月29日

MANIAX

細かな必需品を買おうと思って新宿のハンズへ行ったついでにHMVにさまよい込んで散財してしまった。ジャズとファド(クリスティーナ・ブランコ)、クラシックと買った後にアニメコーナーに行って各1200円のANIMEXシリーズがずらりと並んでいるのを目にした。これまでさけていたんだが...。つい「聖闘士星矢音楽集」「とんがり帽子のメモル」「ドラゴンボール音楽集」「宝島」「マジンガーZ」「ゲッターロボ」「勇者ライディーン」「キューティハニー」「赤毛のアン」「電子戦隊デンジマン」「宇宙刑事ギャバン」「大空魔竜ガイキング」「UFOロボグレンダイザー」「魔女っ子メグちゃん」などを<今さら>買ってしまったけれど、残りの盤はどうするのか?
会計を済ませてから、噂の380円DVDがレジのわきにあるのを見つけて購入。「ポパイ」のカラー2巻もの3本収録(発売=PD CLASSIC)。「日本語吹き替え搭載」というコピーがすごい。画質はなかなか良いものでした。もとは16mmでしょうし、さすがに色はおちているけれど、少なくとも「船乗りシンドバッドの冒険」は、僕の持っているフィルムより良かったな。「アリ・ババと40人の盗賊」は同じぐらい褪せている感じ。「アラジンと魔法のランプ」は作品そのものがつまらないのでパス。
テレビ画面なので周りが欠落してしまうので窮屈ですけれど、日本語字幕でせりふがわかったからお得でした。歌詞がわからなかったのでありがたや。吹き替えにもなるなんて、380円ではやりすぎです。
 こういうシリーズを昔I○Cがやりたくて「Nの選ぶアニメ100本」などという企画をブチあげたことがあります。こちらの持っているフィルムも材料の一部にしようという魂胆が透けたので逃げ出しましたが、こんな低価格戦争になるのでは、本当にやめて良かったなあ。大体、淀川さんの隣に写真が張られていたらビデオ屋行けなくなるところでした。いや、こんなに散財するのなら、どっちにしても大きなお店には行かないようにしなくては。

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2005年05月28日

ブラック・アウト、ホワイ?

なぜ録画したはずの画面が真っ暗なのか。それはHDDの160ギガを使い切ってしまったからです。毎土日の深夜にカートゥーンネットワークで再放送している「Late Night Black and White」なぞを録画していると消費しますね。この番組は、箸にも棒にもかからない白黒の初期アメリカアニメーションを連続して(垂れ流して?)やってくれる貴重な番組です。字幕もつけてくれるけど、サイレント作品に怪しい音楽も付けるよけいなこともしています。フェリックスとかヴァン・ビューレンの一連の作品などさすがにフィルムで収集してもなあ、というものを見せてくれるありがたい番組です。これだけでケーブル入ってよかったなあ、と思えます。でも、ちゃんと見る時間がないのですけれど。

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2005年05月27日

ああ、ムゼオ!

朝から報道ステーションの依頼で、ミンダナオ島関係の映像を捜してあくせくする。60年もたってから見つからないでほしい、日本兵。いや、大変すぎてごくろーさんなんだけど。
来年の某展覧会の打ち合わせを午前中から始める。ひさしぶりにその名も高い、荻窪のラーメン屋「春木屋」で昼食。ど〜んと3人におごる。しかも卵つきだ!途中並びにあったこれまた著名な「丸福」の前を通ると、カラの店舗でなんかの即売をやっていた。ここは、絶頂期には1億5千万の脱税でフォーカスされたほどの人気店だったが、なぜか今年になって急な閉店となったところ。好きな味ではなかったので、それほど残念でないけれど。そういえば、並びに佐久信という店もあった。テレビ番組でいじられて一時人気だったけれど、やはりつぶれた。本当にまずかったところだけれど、深夜までやっていたのでけっこう使った店だったなあ。あのままテレビに取り上げられなければ、そのまま存続したのではないかなあ。
と、思いつつアニドウの存続をかけて、午後は東映アニメーション本社へ。WEBで「わんぱく」のフィギュアを取り扱ってくれるというので陳情にいった次第。受付で元アニメーターのKさんとお話すると「大工原さんを囲む会をしてくれませんか」という提案。それは良いと返事して年内に開催しようと決めた。
帝国劇場に出向いて「レ・ミゼラブル」のスペシャル公演を見ようとしたけれど、発売時に売り切れている大人気なので、「キャンセルはありません」とチケットブースのお姉さんにピシャリと言われ、すごすご帰ることに。気分直しに「スカイキャプテン〜プレミアムエディション」を購入する。しかし、時間なくて見ることかなわず。そのうちに....

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2005年05月25日

それに付け届けでも

TVブロスをみて驚きました。ひこねさんのカールが表紙になっているじゃないですか。何を隠そう私はカール・コレクター。オークションでいつもかなりの数のカール(おじさん)アイテムを手に入れております。パン焼き機とか、貯金人形とか。気がつくとエプロンが3枚もあったりするのはなぜ?都内某所にあるひこねスタジオの応接室は、四面の壁にグッズが並べられていて、さながらカール博物館のようになっています。本の編集でお邪魔する時に、なにかくすねて行こうとしていますが、いつも本作りに追われていて果たせません。しかたないので、オークションで入手したものがスタジオになかったりすると、それを確かめて喜んでいる次第です。コレクター魂って歪んでいますね。今度、なつかしのカールCMを再放送するようですが、こちとら特製カールCM集のビデオを持っているので、特にうれしくはありません。こんな自慢をするようでは、コレクター魂もあさはかなものです。さあ、今日もカールを手に入れなくてはっ!

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2005年05月24日

押ーすとデール

DVDを買いまくってみました。「東映モノクロ傑作選3」、「クレヨンしんちゃん曇黒斎の野望」「ワンピースねじまき島の冒険」などなど。なるべく買わないようにしている?ディズニー関係も「チップとデール/森は大さわぎ!」「ハロー!チップとデールがやってきた」を購入。各2,400円は安い。「もりやすじ画集2」にもり先生が以前ビデオのために書いた解説を掲載する予定ですが、その中にこのDVDに収録されている「リス君は歌姫がお好き」Two Chips and A Miss (1952)などがあります。つまり、画集編集のための資料であるのです!さりげない編集が毎日続くわけですね。

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2005年05月23日

む〜ん、データベースあるわ

アシスタントS嬢に言われて、WEBでの書籍販売のデータベースに訂正など送りつける。
アマゾン、セブンアンドワイ、楽天、ジュンク堂、紀伊国屋書店などのページを見ると、記述がバラバラで表紙画像もなかったり、旧社名の「ぱるぷ」のままだったり。ひどいのは、「もりやすじ画集」が絶版になっていたりする。このせいで、まんだらけでは15,000円もの値段でウィンドウに飾ってあるのか!文字通り山のように在庫のある身としては捨ててはおけないではないか。(それにしては対応が遅すぎる)。他の小さな古書店などでも時々ものすごい高値でアニドウのものを売っているところがある。つぶれた出版社だと思っているに違いない。年に一冊程度の出版ではそう変わらないとも思うけれど、しぶとさだけが信条だから、まだまだですよ。つぶれるのはたぶん世界アニメーション史の新版出版がきっかけでしょうねえ。

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2005年05月22日

原罪美術館

終わってからずいぶんと経ちますが、「日本漫画映画の全貌」展の実地報告書を勝手につくっています。NEKO氏が記録写真をしっかりと撮ってくれていたので、それをまあアルバムのようにまとめようというわけです。24P程度のオールカラーの中とじ冊子の形態で200部程度印刷して関係者に配布する予定です。めったにない大きなプロジェクトでしたので、そんな形で残したいということですが、今後の同種の企画資料としても活用したいものです。
予算がないので、またしても自分で編集--レイアウトをこなします。そんなこんなをやっていて、BS永遠の音楽大全集 「アニメ主題歌大全集」を見損なってしまいました。はげしくがっかりしています。なぜかと言うと、大きくなったらアニソンシンガーになるつもりだからです。誰か録画ください。

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2005年05月21日

国労さん


またまたフィルムを購入。時節柄、喜んでいられない鉄道関連のもの4本が入荷。ストの模様が多いニュース映像だが、置き石とかまくら木などでの列車妨害のトピックも含んでいる。さっと流して見てから、きっちり固めに巻き戻してから缶を見つけて、ナンバーラベルをつけて仕舞う。今後、陽の目を見ることがあるだろうか。ないだろうなあ。上映会で見たい人いますか?

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2005年05月20日

銀座で濃いの物語


今日は午前中にオールアウトというテレビ制作会社のスタッフが来て、少し映像協力。6月4日放送の「ドスペ!美空ひばり17回忌甦る昭和の喝采」という番組だそうだ。ひばりは大好きで、特に晩年に出た「ミュージックフェア」(フジテレビ89年1月15日OA)での「無法松の一生」は感動ものでした。と、いうような話をテレビ朝日の番組の人にしても、だめなんだな。なんでもこの会社元女流棋士の林葉直子さんも所属しているとか。ぼくも所属してもいいと。言って見た。
 その後、編集企画のためのレイアウト見本をデザインしてプリントしてから銀座のカートゥーン・ネットワークへ。ちょっと相談してから、ギャラリーGGG。和田誠さんの展覧会で、アニドウのTOKYO'87と広島'87のポスターが仲良く並んでいる。アニドウの方は、片山雅博多摩美教授が当時,私費を投じて制作したもの。広島の方は、片山雅博多摩美教授が当時,広島文化振興財団をだまして、いや、提案して制作したもの。再び、和田さんにポスターをお願いできるチャンスを得ようと考えている。JAAのロゴの下の名前が「日本アニメーター協会」になっているので、訂正をお願いしておく。受付のきれいなお姉さんと話したかっただけですが。
その後ちょっくら「アビエーター」なんぞという飛行機乗りの映画を3時間見てから、東銀座の東映ビデオ宣伝部へ。「わが青春のアルカディア」のDVDジャケット用に貸し出した小松原一男の原画を返却してもらう。元祖「ハーロック」の4枚組DVDのサンプルを頂く。携帯ストラップのアルカディア号が良い出来で評判がいいらしいが、作画の時を思いだしてゲっとなる。
 スタジオGのT氏より連絡あり。彼が精魂込めてレストアした「うちの」フィアット500ルパン仕様を、TMSの宣伝誌が取材したいという件。来週撮影するというので了承。そろそろエンジンかけなくてはと思っていたので渡りに舟だ。そんなこんなでお出かけしていた,蒸し暑い一日でした。

投稿者 anido : 12:13 | コメント (1)

2005年05月19日

呼んでシーっ!


内緒ですが、スタジオ4℃から「アリーテ姫」の資料を寄贈されたので、1階(哀れギャラリーもどこまでも倉庫に)に運び込む。取りに行かねばならないところを、逆に運んでもらった。ありがたい。今回の分はこれまで宣伝に使った展示資料の数々が中心で、パネル入りだからでかい。既に4月16日に片渕監督の家をレンタカーで襲って、ほぼ全カットの原画、動画、ボードなどの資料はもらってあるので、今回のスタジオ分を合わせてほとんどの資料がそろったことになる。ミュージアム設立のあかつきには、常設コーナーもできることになるかな。これだけそろうと、いつもの大風呂敷ながら、本を出したくなる。どこかでのりませんかね?この企画。「アリーテ姫」はこれからますます評価が高まる作品なのは確実なのですが。

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2005年05月18日

ここんところ顕著

今月に入ってなぜか落語中毒再燃。オープロ時代に先輩才田さんが落語好きなので、カセットテープをよく借りて聞いたけれど、無性に志ん朝の噺が聞きたくなって毎日のようにCDを買っては聞いている。同じものを十回以上聞いてもあきない。特に「三枚起請」「居残り佐平次」などの郭噺がいい。「五人回し」を聞きたいのだが、店頭にないので、しかたないから昔録画したはずのベータを捜すことにしよう。それにしても、ナマをまるで聞いていなかったのは残念。せめて米朝を聞きに機会を見るたびに訪阪することにしなくては。あとは聞くほどの噺家はいないので、残り数年?の努力ですむのは不幸中の幸い。アニメーションも映画も同じで、巨匠とか名人は今後出ないので、これからの人はラクだなあ。お後はよろしくないようで....。

投稿者 anido : 19:03 | コメント (1)

2005年05月17日

よし!常の発送トピ

アニドウの書籍は全国の書店から注文できることはなかなか知られていない。書店は普通、日販とか東販という大手の卸元と取引しているのですが、こういう大手はもちろんアニドウのような弱小出版社は相手にしてくれません。そこで、弱小を集めてまとめて取引してくれる業務を(株)地方小出版流通センターという会社が行なっていて、アニドウも加えてもらっているわけです。地方小経由になるためにただでさえ時間がかかる取り寄せの注文がもっと時間がかかるため、利用者は相当気の長い人でないと待っていられないようです。そしてアニドウの出荷がまた遅いのがいけません。なにしろ人手がないので、注文があっても,2〜3週間とりかからないことが多くて迷惑をかけています。
 書店向けなので、スリップ(短冊)という題名・値段など書いた紙片を印刷して一部ずつ挟まなくてはならず、それから梱包のため段ボールを捜したりして、納品伝票、佐川急便(他の業者だと重すぎるので無理なので)の配送伝票を書くまでには、たっぷり半日がかりです。と,言うわけで,今日は出版社らしく、流通業務にいそしみました。二ケ口になって2300円も取られてしまい、売れなかったら大赤字です。しかも、返品は着払いで来るしなあ。

投稿者 anido : 19:22 | コメント (5)

2005年05月16日

お茶ひきの飲酒

今日はDVD「SのG」のリニューアルについてT氏たちと打ち合わせ。インタビューなど新コンテンツが増えるといいなあ、とか絵コンテ本を出版したいとか、例によって採算度外視のノーテンキな企画をどんどん出す。どこまでもひろげる大風呂敷に全員あきれるうちに2時間の会議は終了。さて来年に発売予定のこのDVD、どうなるのか。

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2005年05月15日

空手形チャンプ

出来もしない約束を乱発する会長のいるアニドウです。そんな事務所にビートレインという知らないTV番組制作会社から電話あり。5月29日からはじまるBSフジの番組「ジェネレーションバトル」とかいうものに力道山の映像が欲しいというので協力しました。アニドウのライブラリーから空手チョップの炸裂するシーンが使われるようです。
力道山といえば、街頭テレビを思い出します。昔むかし、浦和には駅前と玉蔵院というお寺にそれはありまして、力道山を見たような覚えがあります。(「街頭テレビ」というフィルムも見ているので判然としないが)。卑怯な外人を倒す姿に喝采を送った一人です。
 最近では、「小松原画集」を作る前に版元のTエージェンシー(西川口氏)に直前の新刊をもらったのが、「RIKI 力道山、世界を相手にビジネスした男」でした。力道山の次が画集かい、と思ったものだが小松ちゃんもマッチョなボディビルダーだったし、世界を相手にしたような気もするので、いいかと適当に納得してみたものです。
 そういえば、昨年には「力道山対キングコング」というフィルムも入手したままで、まだ見ていないんだっけ。力道山と共に生きてきた半生なんでしょうかね。(念のために添えると人間のレスラーですよ。人形アニメでも特撮でもないのです)

投稿者 anido : 18:55 | コメント (2)

2005年05月14日

話の話はなし


昨年のノルシュテインの日本滞在を題材にドキュメンタリーが放送された。一部のファンには期待され、またおおむね好評のようなので、あえて言う。この番組には、期待はずれでがっかりした。90分という時間は長く、まとめるには相当な力量がいるだろうし、僕にしても自信はない。(45分ならなんとかなるかという自信はあるが、良くできたNHKスペシャルにはかなわない)
「日本を行く」という題だが「外套に挑む」という内容にも見られるように焦点が定まっていない構成だ。どうしても「外套」のラッシュ(音楽は番組でつけている)をたくさん見せたいようで、いかにも長すぎる。これを喜ぶファンもいるのだろうが、未完成のものを覗き見して満足に似た気持ちを持つのはいかにも卑しい。紹介のつもりか、「青さぎとつる」「ハリネズミ」も長く、なぜか「話の話」はない。一般向きの地上波初の紹介だけにこれまでの作品歴のおさらいをしてほしいところだ。
 川本さんの撮影現場に行ったのはいいけれど、川本さんの紹介も少しほしい。これまでの日本の様式美の探求の結果をクリップしてもらうのも悪くはないでしょう。
 高畑さんの作品についても、「ぽんぽこ」だけというのは目配りがなさすぎよう。
ない、といえば、俳句について語るシーンで「冬の日」の場面がないのもおしい。「冬の日」はノルシュテインのパートのみ!がすばらしい作品だし、いかに彼の解釈が深いかという説得力を番組に与えるものだ。
これらのないものねだりのシーンの挿入には、問題が多いのは承知しているものの、クリヤーできる程度の障害しかないのも、知っているところなので、制作者側の粘りのなさがはっきりしている。
 密着取材にしても、吉祥寺を歩いて彼が何を発見したのか、何を感じたのか、もっと面白いシーンが撮れているはずだ。ただうろうろさせただけに見えるとはいかにも残念。
ノルシュテインはいつでも実に気のきいたことを言うので、町中でもさぞ面白い発言があったことだと思う。川本さん、山村くんのシーンも消化不足でカット可能。イッセー尾形はまるまる削除すべきシーン。なんの意味もない。
 「教養がなく、もっと勉強が必要」なのは、若き作家たちだけでなくこの番組の制作者たちではないだろうか。素材がこんなに面白いものなので、実に残念でたまらない。素材(作品・本人)の魅力だけで、見るべき番組である最低限の興味は保てるものの、ノルシュテインの真髄、そして現代日本社会のアニメーション界に広がる問題の深みを表現できたものではなかった。
完成し放送してしまった番組はそんなものだったが、うけとめる観客の方に批判的な目で見てもらいたい。「外套を録画できて良かった」と満足感にひたるようなファンばかりではないことを願いたいものだ。ああ、オレに作らせてくれればなあ!というのが本音なんだが。

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2005年05月13日

こばとたち


高畑さんや鈴木さんの本を出しているぴあにはかないませんが、アニドウもささやかに出版を続けます。来年に、白黒や小さなカットを中心とした「もりやすじ画集2」を断固出版予定ですが、さらにその次に「3」も企画中です。これは、もう印刷されたものしか残っていない作品を集めて復刻しようというもの。そのために日夜「こばと」とか「ようちえん」とかもりさんが発表したものを収集しています。昭和25年〜29年あたりが狙いです。
 今日も「こばと」2冊を入手しました。僕の大好きな「いたずらぴーぽ」が連載されています。
パラパタと見ていましたら、もりさんの雰囲気もある、カチっとした可愛い別のタッチにひかれました。坂本雄作さんのイラストでした。「ある街角の物語」などをはじめ虫プロでも活躍されましたが、このイラストを見れば、「こねこのスタジオ」で中心になって活躍されたことがわかります。坂本さんの画集も出したくなりました。

投稿者 anido : 12:58 | コメント (1)

2005年05月12日

シネマテック来たらば


 今日は、デザイナーになったつもりで宣伝の版下作りにはげむ。最近、上映会の会場で見慣れない雑誌に販売協力していますが、それが「季刊シネマテック」で薄い雑誌ながらすて猫トラちゃんなんかを特集している珍しい雑誌です。「ファントーシュ」を思い出して、他人事と思えず協力しているわけ。執筆者にはK松沢氏とかやや難がありますが、写真もあるしレイアウトはきちんとしているので350円は安いでしょう。アニドウの協力のお礼に次号6月発売の「桜」特集に無料で宣伝を載せてくれるというので、上記写真のデータを作りました。出来は良くないけれど、自分でやれば無料ですから。しかし、Illastratorも5.0じゃなあ。そろそろ新しくしなくてはならないけれど、使用者がシロートだからいいか。

投稿者 anido : 15:33 | コメント (2)

2005年05月11日

針とぶ円盤知己を口撃す

一昨年の暮れからHDDレコーダーを使っています。東芝のRD-XS41という機種ですが、65時間ほど録画できるはずのものが、すぐいっぱいになってしまうので、見ないうちからDVD-Rに移さなくてはならなくなり、今日はコピー大会です。カートゥーンネットワークでやっている、白黒アニメ「Late Night Black and White」や「ハチミツとクローバー」(これは知人のために)、NHKスペシャルなどなど。メディアが安いものだと100%エラーではねられてしまうため、やむなくパナソニックの純正をしています。しかし、これでも調子がよくなくて、2枚に1枚はなぜかエラーになってしまうので。やたら時間がかかってしまって、もう何のためにやっているのかわからなくなります。時間を節約できるかな、と思って買ったHDDだけど、見る時間もなくただただ作業の時間を浪費しているばかりです。便利な世の中になりました。8mmビデオ、ベータ、VHSの整理もしないとね。

投稿者 anido : 09:37 | コメント (2)

2005年05月10日

パイレーツ・オブ・火曜日やん

今日は5月の定例上映会。終映後のホルモン焼き屋の打ち上げのために開催しているという噂もありますがそれは50%ウソです。2002年の12月からほぼ毎月の定例上映会として開催してきましたが、そろそろ疲れてきました。毎月はあきらめて、ゆっくりと続けられればいいのですが、会場の予約を一年前にしなくてはならないので、ペースが現状と合いません。
先月からテーマを決めて(というか適当なお題をつけて)特集形式にしました。前回は「サーカス特集」でしたが、本日は「海賊特集」。といっても、山賊も匪族もありといういい加減さ。
恒例の「予告編」は、連続西部劇のもの2本。続いてカラーの「フェリックスの海底探訪」Neptune's Nonsenseは、黄色いカバンは持っていないこともあって、よく動く作品です。テレビアニメ「M使いS/海の宝物」は他の作品が見つからない昨晩に困って「海」とつけばいいやと安易に映してみたら、導入部で海賊旗がひらめいていたので「やった」とプログラムに加えたもの。最後まで見ないで決めたので本編でちっとも海賊が出てこないことに本番で知らされました。普通海にもぐれば沈没船くらいは出るよなあ。
「黒ちゃん坊やと海賊蛙」Bosko and Piratesはハーマン=アイジングの作品。よく動きます。ちょっとしたミュージカル。なかなかですが、いつものように傑作になるには何かが足りない。
必ず加えるB作品として今回は「B坊の海賊退治」。何度も見た作品ですが、海賊船長のBを見る目がいやらしくて好きです。
かなり難のあるフィルムを無理してかけた「M坊の大陸宣撫隊」はなかなかの力作でした。途中切れそうになったので、ちょっと止めて再調整したほかは最後までちゃんと映りました。ひさびさの日本の古典でした。「Pastry Pirates」のパイレーツはただの不良でしたね。白黒のワーナーものは新鮮です。
「Mの海賊退治」はこの前もやったような気がしていますが、やはり絶頂期のカートゥーンです。全くあきません。
トリはひさびさの2巻ものカラーP「Pと船乗りシンバッド」、力強く歌って登場するブルートが好きです。フライシャーのPはほうれん草を食べて強くなるのではなく、もとからかなり強いのです。窮地にほうれん草を食べるとそれがさらにパワーアップされるのだけど、それは付け足しのようなもの。むしろ食べる前の強さが爽快です。

観客はまずまずの入りで、楽しい感じで終了しました。
打ち上げは、夕方に目をつけた仲野屋という焼き鳥屋さん。根拠なく12人で予約をしておきましたが、実際行ってみたところ、12人ぴったりで我ながら驚きました。味はまあまあ、値段は手頃、席は落ち着きましたが、これという魅力がないのと焼きおにぎりが小さかったので減点です。今後は別の店にいきます。また、フィルムを巻き戻すのかと思うと、またまた疲れます。来月は上映会はお休みです。

投稿者 anido : 02:59 | コメント (1)

2005年05月09日

幅をもたせて三千リール


明日の上映会のために作品を大きなリールにまとめています。約45分ほど(短編4〜5本)をひとつのリースにつないで、全部で3リールにしていつもの1プログラム分です。以前は、上映候補を全部決めてからフィルムを出して作業していましたが、あるはずのフィルムが見つからなくて時間がかかりすぎるため、今はフィルムの手近にあるものを優先で決めています。もっと早く準備をはじめればいいんですが、いつものことながらスロースタート。今夜は徹夜です。
写真は仕事机と化したスティーンベック編集機。毎日働いてくれるたのもしい機械です。

投稿者 anido : 19:20 | コメント (3)

2005年05月08日

アニメーション狂かい?

日本アニメーション協会の理事会が杉並アニメミュージアムで開かれて、その帰りに寄るというので荻窪駅前までK山教授を迎えに行った。2人では淋しいので、あらかじめNEKO氏とキセイ氏を呼んでおいたのだが、待ち合わせ場所にいってみたら、なんと理事など作家さんたち15人が勢揃いして待ち伏せていた。K本さん、Hこねさん、S木館長、F川さん、Mハウゼン氏、Iトゥーン氏、W田氏、I色さん、O井さん、Uるま氏などなど、実物「冬の日の詩人たち」という面々。「笑笑」に行こうと言うのを止めて、なじみの店Mに案内する。
それから2時間ばかり、宴会になったのだけれど、ひさしぶりに会う方々なので、ちょっとうれしくてはしゃぎすぎてすまい、最後は疲れてしまった。
なんですかね、やっぱり作家先生は怪しいパワーがあるようで、それがこんなに集まっていると異様な磁場を作るんじゃないかなあ。ぼくはおとなしいんだがなあ......。個性的すぎて、集団になると異常に疲れさせられてしまうようです。次回からは少人数の席にしたいと心から思いましたね。そういうことが遠因でアニメーション協会の事務局長を辞めたのかもしれません。忘れましたが。

投稿者 anido : 20:59 | コメント (1)

2005年05月06日

くじらの超訳

吉祥寺にある絵本屋さん兼出版社のトムズボックスで開催されている「たむらしげる/モービー・ディック航海記」展に行きました。同題の絵物語本の出版記念で原画が展示されています。これまでの透明感のある彩色とは違って筆のタッチを残した色合いは、たむらさんの絵では逆に新鮮です。サイン付きの本があったので購入しました。(5月31日まで開催)
このトムズボックスの手前に隣接している懐かしのグッズショップ「Beep!Beep!」のオーナーHさんは知り合いです。今日は残念ながら閉店していました。欲しいものが並んでいるので、ちょっと安心。さらに手前にあるショップ、カレル・チャペックは無関係。でも、へんな名前をつけるものですね。トルンカの方がいいのになあ。久々の吉祥寺は、なにもかもおシャレに見えて疲れました。
特にヨーロッパ玩具の「ニキティキ」の前を通るのは胸が痛いです。この店の真似を浦和でして、ギャラリーの併設ショップを作り、大金をスッてしまいました。やはり。浦和はダさいたまです。開店した時に知人が言った言葉が忘れられません。
「きれいな店だけど、これが代官山にあればねえ.......」

投稿者 anido : 17:16 | コメント (0)

2005年05月04日

一週間に投函来い

来週10日の定例上映会の作品をあらかた決めて、予約の葉書をプリントして投函しました。連休中なので、配達が7日頃になってしまうかもしれず心配です。
上映内容が少し決まったので、この日記オープンのお知らせも合わせてメールマガジンを配信しました。ところが、どうもまた二重配信してしまったようで、がっくり。200通ずつ分割配信したのですが、10秒間隔が短かったようです。前回のように20秒間隔にしなくてはいけないのでしょう。

投稿者 anido : 21:37 | コメント (0)

2005年05月03日

奇、書くっしょ

今日は苦手な企画書作り。先週いきなり具体的になった「N画集」のプラン、新しいDVD発売の「M作品集」、来年まで一年かけて準備する展覧会「T」「M」....伏せ字ばかりでなんだかわからないでしょうが、今は楽しいものです。ホントに全て実現したら、死んでしまいますがね!

投稿者 anido : 18:24 | コメント (0)

2005年05月02日

フィルムは言い切っている


 上映会の準備をするにも、スティーンベック編集機の周りに未整理のフィルムがありすぎて作業できないために、いよいよ記録フィルムの整理にかかる。箱詰めのままの購入したフィルムを明けて、時間、状態のチェックをしてリールを変えて缶に入れ、ラベルを出して貼る。それだけだが、古いものが多くて、パーフォレーションの修理もしながらなので時間がかかってしまった。今日調べたものは「軍事演習(軍用犬)」「鮎狩」「リンドバーグ訪日」「昭和初期の大阪」(松坂屋前の往来する人々が良い絵です)「戦前の中之島と天王寺動物園」「大観艦式」「防空演習(大阪)」など。復活をめざす新杉本コレクションにとって、なかなかの収穫だ。肝心のアニメーションは「ミッキーマウスのさあ来い敵軍」というものを入手したが、よれよれなフィルムで試写はかなわず。次回時間をかけて少しずつ見るつもり。原題などはわからなかったが、このいいかげんな日本題名。故杉本五郎好みではあります。

投稿者 anido : 20:47 | コメント (0)

2005年05月01日

融通ミュゲ

夜7時より、荻窪すずらん通りのレストランでもりやすじさんのご子息、ひこねのりおさんのご子息を招いて会食。「もりやすじ画集part2」「ひこねのりお画集」の打ち合わせ。と言えればいいのだが、実はただのバカ話とワイン3本。それだけでもなんなので、先日もりさんの遺族の代理で舞台に出させていただいた国際アニメフェア「先人20人の顕彰」式の模様のビデオを30分にまとめて、DVD-Rで進呈した。昨日思いついたので、カメラマンNEKO氏には大急ぎで作業してもらったが、はたして喜んでもらえるだろうか。もりさんのご子息、淳(宇宙っ子ジュンですね)氏は5日から再びパリに飛ぶという。フランスのテレビ局の番組制作のコーディネーターで大忙しの様子。ひょっとしたら、ぼくもアヌシーに行くために6月に渡欧するかもしれないので、「パリで逢いましょう」と言って別れた。台詞はおしゃれでも、おっさんが言うと決まらないね。小雨に降られながらわびしく浦和に帰宅しました。

投稿者 anido : 23:13 | コメント (3)

日記日記、日記の瑕疵

今日から会長日記を公開することになりました。
これでリピーターが増えてショッピングの売り上げ増につなげたいという狙いです。
とはいっても、正確な日付や氏名を特定すると何かと問題がありそうなので、そういうことはテキトーに記入しますので、あまり本気にとらないように。バナーも作ったりして。
これまでにも、試験的にこそこそ書いていたんですが、公開するつもりはなかったので、ただの愚痴が多いです。これからもそうかもしれませんが、なるべく面白いように気をつけます。なりゆきで内輪向けの話題になってしまったらご容赦ください。それでは、みなさんコメントを御寄せください。参考にしたライバルは「ライブドア広報・乙部綾子のお仕事日記」です。

投稿者 anido : 17:27 | コメント (1)