フィルムを缶につめ、ラベル貼りで一日終わった。50本近くもためてから一遍に整理しようなんて無謀でした。それにしてもフィルムコレクション。これまで杉本五郎さんの供養とかなんとかごまかしていたが、今日役にも立ちそうもないフィルムの数々を見て気がつきました。「自分が好きで集めているんだ」と。
はい、これからはえらそうなことを言わないで、自分のためにやっていますと言います。ということで積んであったフィルムを整理。
この前入手した戦前のフィルム40数本は記録としても有意義な気がするが、今日整理した「お巡りさん」というNHKドラマなんかどうしようもない。上映したらNHKがうるさいしね。ただ外部でなかなか手に入りにくいというだけで入手したもの。「天皇陛下御在位六十年をことほぐ」も45分もあるしねえ。中身として面白かったのは今はなくなってしまった映画館の閉館間際のニュース映像「映画の日の福島映画劇場」です。これはそのうち一回ぐらい上映するのでは?しかし磁気録音なんだな、サウンドが。4本目のホームムービーのような「ハワイ諸島マウアイ島」は1952年(僕の生まれた年だ)の撮影でまだそこそこきれいなカラーが残っている。これだけはそのうちどこかで役にたつかもしれません。
代わりに見てくれる自動機械がないものか。ついでに状態や、カットの内容まで書き出してくれるとうれしいのだがなあ。パーフォレーションの自動修理なんかも出来るロボットが欲しいものです。
俳優座で演劇東京ギンガ堂+ソウル市劇団国際共同制作公演「沈黙の海峡」を鑑賞。DVD「セロ弾きのゴーシュ」でお世話になった女優米倉紀之子(昴)さんが出演しているので、お誘いを受けたもの。作・演出,品川能正のこの劇は韓日の暗い歴史を正面から描くもので、韓日の俳優の競演が見物となっている。重いテーマだが、誠実な演出で見応えのある、まさに今に問う舞台となった感がある。
同じ劇団昴の西本裕行(スナフキン!)の好演を芯に、韓国の俳優の活躍が印象的だった。
主役の姜信九 Kang Shin Guは正に熱演。ヒロインの全顯●(ころもへんに我) Geon Hyun Ahさんの所作が美しかった。
写真展オープンの日ですが、気合いが入らず、午後というか夕方になってから会場入り。浦和から担いでいったワイン6本が重い。近くで簡単なつまみを買って6時よりオープニングパーティを行った。10人程度のささやかな人数だが、ひさしぶりに会う人もいて(元スターログ編集のT橋良平さんとか)楽しい会になりました。8時からは、飲みや「升本」に移って二次会。元メイジャーのお姉さまと小田さんが意気投合していたのが、なんだか不思議だった。昨日も飲んだので今日はおとなしくしておりました。
午前中に(小生が)解説の原稿を書いて(S嬢が)出力〜貼れパネに貼って切り出す、そして銀座のスポット・フォロサロンにて夕方より設営作業。フィルムセンターで「鉄扇公主」を見た帰りのK山教授が寄ってくれたので、小田克也さんも交えてお茶の後、居酒屋「三州屋」で前夜祭となる。ここは二代目杉本五郎(金子)氏も良く来た飲み屋で、前回の写真展でもさんざん利用した気をつかわない場所だ。お店の人も客に気をつかわないけど。なにしろ、並木通りの旧・並木座の隣だから通わないわけにはいかないというもの。
去年撮影チームの来日した(なんと浦和にも)フランスのテレビ番組(のDVD-R)をイラン・グエン氏からもらったので早速見た。「Point du Jour 現在の視点(?)」という番組だったのか。この回は「Ghibli et le mystere Miyazaki」とな。
珍しく押さえたトーンでしゃべるS木社長、いつもはしゃいでいるN木会長を始め、宮崎悟郎ジブリ美術館館長(現在は退任)や大塚さん、高畑さん、Y田アニメーション学会会長など多彩なゲストの話を、意味ありげなクローズアップのショットで、つなげていく、いかにもフランスの番組らしい構成だ。ジブリのDVDの特典に入らないかね?ほとんど日本人がしゃべっているので、最後の方でメビウスがしゃべっていることがわからなくてはじめて日本の番組じゃないんだと気がついた次第。それにその脇でM崎さんが出演しいていることで、さらに日本の番組じゃないとダメ押しされた。だって、この頃はどこにも出なかったもの。
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.....なにも今日こなくても。「やりますか?」という問い合せの電話も多い中、フィルムをガラガラ,キャスターで引っ張ってなかの芸能小劇場に出撃す。電車が止まってしまうこともあるので、1時間前に着きました。
「中止かと思った」という人もいましたが、中止にすると連絡等でやたら手間がかかる上に(連絡つかずに来る人もいるので)どうせオイラは来場しなくてはいけない。それなら開催しても同じなんですね。客が一人もいなくても、やった方が楽チンという訳。
早すぎるので喫茶店で時間をつぶす。「30人しかこないのでは」という予想のスタッフに決然と「70人だ!」と決めつけてみる。根拠などない。
6時に会場へ。ロビーの明かりをつけてもらう。
以前は「6時からだから!」と係員から怒られたように少しでも前につくと、まだ使っちゃだめだと不機嫌に言われたものだが、こう頻繁に使うとなると顔なじみとなって、早めでもイヤな顔をされない。しかし、早めに準備していると早めにくるお客さんがいるもので、こちらがなんか遅れて準備しているように思えて来るので、最近は断固開場時間を厳守することにしている。もちろん開映時間とか終了時間は厳守しない。
さて、開場時間前に来る観客一番乗りは常連のOさんではなく、なんと「世界一ウケたい雑文書き」唐沢俊一センセであった。(ここからは氏のmixi日記に対抗して書く)
こんな台風の日に一番乗りとは、はてさて真のアニメーション好きだなあ、とまず感心したものの、彼の日記に記されていた忙しさとは違和感がある。あんなに忙しくて、こんな(失礼)マンガエイガなんぞの会に来るものだろうか?
ハタと手をついた。あれは全部「ウソ」だったのだ。テレビに出ているという話、あちこちに書いているという話、打ち合わせを其処此処で繰り返している話も、ぜ〜んぶ嘘なんだ。さすが!希代の話術師、現代の無声、すこぶる非常。
これには長年付き合いのある僕も今日までだまされたなあ。その証拠こそ、彼の日記そのものにあるじゃないか。
あんな詳細な日記を書くには、誰でも「それだけで」丸一日はかかる。書いたことを実行している時間がないのはあきらかだ。いや、まいったまいった。(後日にはフィルムセンターで「鉄扇公主」を見ているし、一週間に2回アニメを見るような奴は無職のヒマ人だけである)
ということで、有名人と称する化けの皮が論理的にはがれたわけだが、そんなことは顔には出さずに、
「唐沢先生、どうぞお持ちください。僕ファンです。」と上映順番を書いた紙をさし出し、開場時間前にご案内する。
プログラムには『台風直撃のお化けアニメーション大会』 とある。今朝あわててつくったのだ。
フィルムつなぐのも、予約のハガキを郵送するのも、メールでお知らせするのもみんなあわててやっているのだ。
行き当たりばったりともいうが、その時の状況に合わせて細やかな心遣いを見せるこの姿勢は正にフレキシブルぶるというに相応しい。
まだ、本当にテレビに出ている著名人と錯覚している映写係の擬人君がうれしそうに挨拶する。
トンデモ落語会なども大好きな擬人君は、ムク犬のケツに入った蚤のようなわけのわかんない活躍をしているらしい。
慕っている彼をさっさと後にして唐沢センセは会場内で新潮社やあさシ新聞の人などと雑談している。 みんなだまされているんだ。会場には実業之日本社のA君もいるがだまされないでほしい。そういえば、昔僕と彼の二人でガロ編集部をだましたことがあったなあ、などと回想してみる。客がこないのでヒマだから。こんな日に来るアホは限られている。
誰かが「8,9月はないんですか?」と訪ねるので、わざと声をはりあげて会場の中にちょうど聞こえるようにして答える。
「ここの会場が人気で予約がなかなかとれないんだよね。芸能劇場だからってね、だいたい、(よく落語のまくらで使うフレーズを流用して)落語だの浪曲だの謡だのといったあってもなくても ドウデモいいようなもンがここを使うから、芸術が困るんだ。世の中にはアニメの上映会だけありゃアいいンだ!ここは<なかのアニメ劇場>に改称すべきじゃないか!」 とネタ(なんの?)になりそうなことを言い放つ。
会場の中でセンセの耳がダンボみたいになった気配を感じたので....「Baby mind don't you cry....」とやさしく子守唄を歌う気分で続ける。
擬人君に同意を求める形で....
「唐沢先生の日記を楽しみにしているのに最近は表の更新がすごく遅れてるようになったねえ。ウラのミクシィでメモ代わりのものをだーっと書きすぎていて息切れして、まとめる余力がなくなってんじゃないの?昔は次の日には「裏モノ日記に上映会のことも出てきたのに...最近は一ヶ月も遅れているじゃないか!もっともすぐ更新されてはあの日記を読むのに僕は毎日の活動時間の半分を取られてしまうので他に何もできなくなってしまうけれど....。」
すると、擬人くんが、
「カイチョーはミクシィで友人関係なんだからウラの日記を読めるじゃないですか」 とつっこむ。
そこに話題になっていると首を出す癖のセンセが出てきたのでさらに(しかたなく)テンションをあげて喜ばせることに。
「読むよ、読ンでるよ、コメントまでも。それで、オレはすでに毎日の半分を費やしているんだ。その他にちゃんとオモテの日記も読むわけだ。それでまた半日かかる。オモテウラ合わせると一日が終わるンだ。 オレの人生のこれからの余生は唐ちゃんの日記を読むことで終っちゃうじゃない!どうしてくれる?!」
その言葉に喜んでセンセは「呪いの黒猫」の最後の子猫の悪魔のような笑い顔をして、会場内に戻って行った。
自分でもじゃあ、更新してほしいのか、しない方がいいのかわからないが、確かなことはアニドウの出版などが遅れる原因があの日記のせいだと言うことだ。この日記ではなく。郵便ポストが赤いのも「裏モノ日記」のせいなのである。
7時にやや遅れて上映を始める。「上映作品、詳しくは本人の日記で」とセンセに言われたので、上映順に感想を残しておくと....。
いつもへんな映画の予告編を2本やって映写機を暖めているが、今日は10分間のSFダイジェスト、「THE DEADLY MANTIS」を上映した。ちまたでは「死の大カマキリ」とか呼ばれているけれど、本邦未公開なので正式な名前はまだない。ハリイハウゼンの映画の監督(ってなんか変だな)ネイサン・ジュランの1957年の作品。実物大の作り物の味わいがいい。撃退しようという飛行機がセイバーなのがまた良い。怪獣にはセイバーかF104Jだ。10分だから笑ってみているが、全編は見たくないなあ。
やっとアニメになって「フリップの化物屋敷」Spooks(1932)、ミッキーの生みの親アブ・アイワークスの作品。昔のゴムホースキャラのアニメーターとしては、最高の腕をもつアイワークスがディズニーから決別して作った作品だが、主人公のカエルはムミッキーの薄くなったイミテーション。シリー・シンフォニーの第一作「スケルトン・ダンス」他のシリーズそのままの骸骨の動きには「まだ、やっているよ」という感あり。キャラクター・アニメーションに飛躍できなかったんだなあ、と功労者ゆえに脱皮できなかった初期のマンガエイガの動きに淋しさを覚える。
「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大裁判」1971年は一部カットありで、資料としては別なスタッフだがなぜかくっついているエンディングは「作画監督大工原章」とあって疑問。たぶん適当にフィルムをつないだ結果だろう。
冒頭の人間達の顔かたちが水木タッチをわりに出しているので、面白い雰囲気になっている。
先月購入したばかりの「もうれつバットくん/BATFINK」Nuts of the Round Tableを早速上映。「バットマン ビギンズ」の公開記念? アメリカだってテレビ作品は動きませんよ、という好見本。たわいのなさが骨頂で、いつの世でもどこの国でも何度でも上映できる個性のなさは、カートゥーン・ネットワークのできるのを見越していたか。
プログラムに日本の古典ものも(色物として?)入れたいで、「塙団右衛門/化物退治の巻(證城寺の狸囃子)」1935 片岡芳太郎を加える。部分だがニュープリント。映写ストップの危険のないプリントは少ないので、中途半端でもご勘弁を。
数年前に購入した「ポパイの化け物退治」Ghosks Is the Bunk 1939 ディヴ・フライシャーもお化けネタということで加えた。本当はもっと豪快なポパイが見たいところだが、二巻物のポパイ・カラー作品が全3作入っているDVDが380円で売られていては、しばらく「ポパイとシンドバット」など上映する気になれない。白黒の豪快なものを探して次回は上映することにしよう。
まだ完成しないチャック・ジョーンズ自伝の出版記念のプロモーションのためにと、きばって購入した一連のジョーンズ作品だが、あまりやっていない「バニーとモンスター 」Hair Raising Hare 1946を上映。なかなか色はよいプリントで、ストーリーは弱いが、初期に近いやや寸詰まりのバッグスの演技を楽しめる一遍。
アニメのキャラより怖いのは人間ということを教えてくれる「Grandfather's Clock」Van Beuren Studios 1934 バート・ジレット。白塗りの時計に扮した役者の顔はこんご「美女と野獣」や「月世界旅行」を見るたびに、思い出す事確実。唐沢センセだけでなく僕もヌルいものの味を味わう末期的マニア症候群だが、センセは琴線に響き、こちらは金銭に響くばかり。
毎回実験的、前衛的なものを一本は入れようと企画しているので、今回は「赤死病の仮面」Masque of the Red Death 1970 パワオ・スタルテル。クロアチアの作品だが、ポーの原作の雰囲気を良く出しているのでは..(実は受付にごろごろしていて見ていない)。
毎回浦和から参加してくれるOさんのリクエストで1本はベティを入れている。今回は「ベティ博士とハイド」Betty Boop, M.D. 1932。どこでハイドが出てくるかというと、最後まで見ないとわからない。終わりが実に実に唐沢センセ好み。可愛いベティの唄が聞かれます。本当は最後にWDの「Mのお化け退治」Lonesome Ghost 1937を上映したかったのでだが、プリントがないので断念。
この時期のキャラクターの動きにはいつまでも感心させられる。色もシブくて、確かLDのミッキーセレクションBOXに選んだはず。本当に「出来なくて」残念だった。DVDで見直そう。
台風を恐れて、いつもより30分ほど早く終了するべく、まいて映写を進める。 今晩だけは打ち上げもなしだ!と決めていたが、終わってロビーにたむろしている友人の顔を見たら、いつもの「やみつき商店」に行く事になってしまった。
驚いたことに出たらすっきりと雨はやんでいた。 上映プログラムの紙が一枚も残っていない。70人の参加者ということになる。敵前逃亡は30人前後か。
唐沢夫人である著名な漫画家のK子さんもたまには来てくれないかなあといったら、唐沢センセを尊敬している擬人君いわく「あの方はアニメオタクが大嫌いだそうです!」
ああっ!女性の毒舌には100年しゃべってもかなわないなあ。でも、それなら何故......?
そんなことを考えつつ、フィルムをガラガラ引っ張って帰宅し、アンケート用紙を読む元気もなく寝てしまいました。
DVテープからの編集を開始。写真展会場でながす予定の路面電車のビデオは合計4本のクリップをまとめようと企画。以前、本気にテレビ番組に売り込むつもりで編集したものが5本あるので、そこからポルトガルのリスボンとポルトは流用。新しくハンガリー編のブダペストとデブレツェンを制作することにする。セゲドという街の電車も撮影してあるけれど、今回はパス。展示写真にあるのでウィーンを後からプラスするかもしれない。こうして見ると、けっこう真面目に世界各国で撮影しているなあ(NEKO氏がね)。ザグレブとか、広島もあるし、NEKO氏のみ行ったトルコなんかもある。来年はチェコを録りたいものです。
使いはじめた編集ソフト、ファイナル・カットも「なんだチョロいじゃない」と軽口をたたきながらカットを選んで並べるところまでやってみて、後のこまかい作業をNEKO氏に強制的にバトンタッチ。
ほとんど丸投げの手抜きですが、上映会もあるのでね、ご勘弁を。
音楽を選んだけれど、ハンガリーのジプシー音楽は画面とあっていない。もの哀しい調子がかえって笑いを誘う出来上がりに。それも暴力的でいいかも。
今日、浦和の町は神輿が練り歩いてうるさいです。お祭り体質な自分ではあれど、他人が騒いでいるのは大嫌いな僕には迷惑な騒ぎ。
上映会がせまってきたので、そろそろ上映作品の準備をしなくては。苦労して捜した「アワーギャングお化け屋敷の巻」は冒頭のおっかけが傑作で試写で笑ったけれど、二巻物=20分は長すぎると削除することに。その他、予定はしたけれど、実際にフィルムの状態を見たらきびしい状態のものがあったりして変更するもの多し。当日配布する上映順番のリストはやはり全部フィルムをつないでからコピーしないとまずいようだ。
一年の一度の親孝行としてゴボドーと食事をすることにしたが祭りでにぎわう町で、はぐれてしまい,捜すのに歩きまわって疲れてしまう。とんだ「犯罪大通り」だ。フィルムつなぎを残したまま、この日はダウン。
といっても、なかなか手がつかなかったオークション落札フィルムを整理。三日間で27本を購入。ほとんどが戦前、昭和初期の記録でたとえば.....「伊勢神宮」「須磨浦海岸付近」「日本カナダ対抗ラグビー戦」「スキー風景」「サーカス、法事」「戦闘機愛国号献納式」「楠公遺跡巡り」「大阪市内、日本ライン下り」「芦屋住宅街の雪景色」「兵庫県家島夏祭り、草相撲等」「ボクシング」「神戸駅」「芦屋警察署等」「土砂運搬ベルコンベア工事」「土俵開き、防空演習」「奈良の寺院」「菊」「芦屋川付近に於ける祝賀会等」「ラジオ体操等」「上流家庭」「富士山付近」「宝塚、東尋坊、永平寺等」「防空演習」....なんていうのです。乾きすぎていてパーフォレーションがボロくなっているので、見るのも大変だが、缶を捜してきてラベルをつけるのも一苦労だ。生フィルム用の缶はデジタル時代なので今後入手困難が予想されるので大事に使いたいもの。そしてなにより、最後は積んでおく場所がないのが問題だ!
銀座スポット商会で展示作品のプリント焼きをチェック。カラーはまずまずだが、白黒が前回に比べて良くない。聞けば、前回やってくれた人はもう引退して、幼稚園のバスの運転手に転身したという。とりあえず焼き直してもらうことにしたが、どこまでいけるか心配。それほど以前の焼きはよかった。「焼きにすくわれるようじゃ、まだまだですね」とはアシスタントS嬢の言葉。暑いせいか、最近舌鋒鋭すぎ。
レンタカーを借りてNEKO氏の運転で所沢に出発。駅近くの喫茶「花の詩」でベテラン・アニメーターO田克也さんと打ち合わせをする。月末の僕の写真展にゲストとしてO田さんのスケッチ(リスボン他の路面電車)をお借りすることにしたもの。ポルトガルの話を始めた所に、ポルトガル・ワイン好きのK田部さんから電話あり。近くにいると言うので寄ってもらう。今日の目的はもうひとつ、K田部さんの奥さま、同じくアニメーターのO山さんの動画机を受け取ることにある。リフォームのために処分するというので、東映時代から使っている机をミュージアムに保存するために寄贈してもらったわけだ。この机は岡本忠成さんの「注文の多い料理店」なんかにも使った歴史的家具であります。
勝手にドアまではずして、持ち出した机を載せてレンタカーで浦和に運び込む。いよいよ浦和は通路が無くなってきて、次?の大物に受け入れに支障が出てきそう。早くミュージアムの本体を建てたいものだ。サマージャンボ宝くじに賭けるか?
イントウアニメーション4にやっと参加。Aプログラムを見る。充実のプログラムであり、無料なんてやりすぎと思うほど楽しい反面、軽い作品が多い気がする。CFとかTV番組がらみのものばかりといった印象。川本喜八郎氏の「魔法のじゅうたん」OPが懐かしかった。終了後、K山教授と食事し、さらにF川タクさん、Hねのりおさん、Mまさときさん達の宴席にお邪魔して、へべがレケってしまった。
いつもは寄らない本屋に誘われて入ったら青林工藝舍の「アックス45号」があったので購入。連載中の「JUKU」にツユキ・サブロー(杉本五郎)が出まくりだけれど、こんな黒いセールスマンみたいな人ではなかったし、体格も良すぎる。これでは表面的に気持ち悪いばかりで、深みのない人間にみえる。もっとユニークな人なんだけれどなあ。次号はもう出ないみたいだからいいけど。当時コボタンに居たボクはご登場なくアニドウのアの字もなくホッとしたが、主人公に渡す連絡先リストに「オープロ村田耕一」と大きく書いてあって、う〜んとうなる。「僕からの紹介だと言えば、大丈夫」と漫画のツユキ氏は言うが、ボクにもそんなことがあったのかなあ。いやいや。
あまりに雑然とした仕事場に、暑さのイライラが加わり、だんこ引っ越すことを決意する。フィギュアを飾ることの出来る広い事務所、大型のディスプレイ、観葉植物、JBLのスピーカーが奏でる快適なリスニングルーム、そうしたものがそろわないともう仕事がすすみません!
誰か良い物件を知りませんか?あ、撮影スタンドも組み立てたいので、つぶれた店舗とかの高さもある場所は希望なんですが。できれば杉並区でね。
夜中に、ようやく懸案の某DVD企画のために、フランスへ交渉のメールを送る。どうなるか?
そしてフランスのAlex PILT氏から「フランスで日本アニメーションが盗用されている件」知っていますかとメールあり。彼は、「ヨーロッパで一番ハーロックのコスプレが似合う」と言われている怪人だ。
その件は下記にあると教えてくれました。
http://www.catsuka.com/maggiori_jp.php
でも、その前にロト氏の日記で下記を見て知っていたのです。でも、ここがAlex氏の奥さんのページとは気がつかなかったな。
http://mmepilot.blog7.fc2.com/
このパクリについては、「う〜ん、やはり才能のない奴はどこの国にもいるんだな」ぐらいです。
上映会と写真展の案内をコピーして、封入し切手を貼って投函する一日。これで配達までしたら、ヤマトの下請けが出来るかも。日本アニメーション協会主催のイントゥ・アニメーション4の初日だが、断念。NEKO氏がひこねのりおさん直筆イラスト「青鬼と赤鬼のタンゴ」の描いてあるTシャツを会場で購入していて見せびらかされる。本人に頼んでも、テレて断られるのでこれは貴重だ。(そのうち難癖をつけて奪い取ろうと決意する)
大塚康生さんにお届けものがあり、三鷹のテレコムアニメーションへいく。現代アニメ事情をお話しつつ、アニドウ出版企画についてご相談。「はいはいやりましょう!」と良い調子のご返事を頂く。う〜ん?大丈夫かなあ。確か前にもこんな返事を聞いたような気がする。あ、「作画汗まみれ」の新装版をアニドウから出す話の時だ。結局、よそから出る事になったんだけどなあ。今度はどうなるかな。
スタジオ内でトトロ体型の人を目撃。「おっ?U之助監督?」と思ったけれど別人。ひとつの会社で二匹もトトロを飼わないでほしい。
銀座スポット商会へネガ原稿を持ちこみ、写真展の作品のプリントを依頼する。午前中出来てきたばかりの写真展の案内ハガキも置いてもらう。
日比谷から東武伊勢崎線の蒲生とやらにいく。この線乗るのは生まれて初めて。草加ってこんなところにあるのか、と埼玉の広さに驚く。元ファントーシュ編集部の高山弘氏と20数年ぶりで再会。彼が参加している「福が来る来る、くるくる紙芝居展」というのがギャラリー「木土水」で今日から17日まで開催されているのだ。高山氏はキング・コングとオブライエンの特集を執筆した人形アニメ研究家(昔ね)で、今回はゾートロープを制作して、いろいろなイラストレーターや人形作家と組んで楽しい動くおもちゃをたくさん作ったのだ。近くの人はぜひ行ってくだされ。
でも良い飲み屋がなさそうで、結局越谷をウロつき、やっぱり浦和だと戻ってなじみの店「丸真」に行きました。
ギャラリー「木土水」048-989-5999 蒲生駅徒歩3分
いくつかの取引のある会社とお中元の送ったり頂いたり。我がアニドウは例年、僕の気に入っているおいしいみかんジュースを贈っている。またか、の話題ですみませんが、オークションでフィルムを落札するのに大忙しだった。二日間の合計で27本、価格は○△,×△×円。ああ、散在。
5月12日の項で書いた同人誌「シネマテック」が送られてきた。
うちのDVDの広告(無料で掲載してくれた)は奇麗に印刷されていたので一安心。政岡憲三さんの本を出すと公言したので、プレッシャーもあり。
本文には奇妙な記事もあるけれど、「桜」特集なので興味のある方はアニドウ上映会とかイントゥなどでお買い求めを。
それにしても、長年研究家と称してアニメーションの批評や感想を書いていると心がひねくれるようで、それに加え年寄りになった厭世感もまじって陰険に人を攻撃するようになることが多いような気がする。具体的には言わないが、僕も含めて僕より年上の人全員に当てはまるので言う必要もない。
一番僕が欲深いと思うけれど、この人がこんなにと思うほどフィルムや資料の欲深さで歪んでしまうのか、とここ数年驚かされるばかり。(僕にだけは言われたくないだろうが)批評の力にも暗黒面があるらしい。落ちないようにしたいが、エピソード2ぐらいには、はまっているように思う。
民放でもやっていたけれど、ケーブルのカートゥーン・ネットワークの一挙放送を録った「クローン大戦」を見ました。私はクリストファー・リー様の味方です。やたら強そうでも、最後はあっさり殺される役2つの最近のリー様の扱いにはかなり不満です。そんな不満もあって、先日「吸血鬼ドラキュラ」のフィルムを買いました。大阪のモンスター界?の第一人者I氏が放出してくれたもの。まだ見ていないけれど、缶を撫でているいるだけで幸せです。昭和44年の「キネマ旬報臨時増刊怪奇と恐怖」に載っていた巻末のシナリオ採録を読んで以来の夢が叶いました。LD持っているけれど。アニメ版のドゥークー伯爵の声は似ているけれど、別な声優さんでがっかり。
写真展の原稿をいいかげん入校しないと、ギャラリーから怒られてしまうので、必死になって選ぶ。だいたいロクなものがないので、人に見せるものは少ないので困難な作業だ。
サッカーの王様(古い)。写真展の葉書を入校しつつ、ラドラムの「冥界からの殺戮者」を読む。「ウルトラマンマックス」2話も見ました。怪獣を飼っている人が「美人だ」という設定なんですが、すみませんけれど、ちょっとそうは見えなかったんですが。やはり昔の真里アンヌ級に出てもらわないとなあ。しかも、台詞へたくそ。テンポが早くてあれあれという間に終わってしまうのは、こちらが年寄りでもうついていけないからなんだろうけれど、それにしては出撃シーンはのんびりしていたなあ。
なんか最近のこの日記は遊んでばかりいる記述が多いような気がする。会長の激務を伝える事で出版なんかの遅れをご容赦願う目論みなんだが、そうなっていないのではまずい。要検討。
ひさしぶりの古本屋めぐり。荻窪某書店で洋書「Before Hollywood」という本をなにげに手に取ると、1915年のDreamy Dudという作品がのっていたので、購入せざるをえないことに。おそるおそる巻末の値段シールを見ると、500円だった。安すぎるぞ。ここは前にもポール・グリモーの「Traits de Memoire」というでかい本を800円で売っていた店。もちろん買ったけれど、既に新品をフランスから運び込んできている。「やぶにらみ」の本が800円はないだろう!と、怒りつつも安さに調子にのって役に立たない「Sleaze Creatures」という怪物本も買う。だって表紙が金星ガニだし。これまた1,000円だったので、さらに調子にのって「東京・市電と町並み」(林順信/小学館昭和58年発行)も購入。これは、3,000円もした(?)のでこれで打ち止め。古いフィルムの場所調査に使えるので、一番のお買い物かもしれない。
HISから再発行された領収書が届いた。以前に電話で頼んだものは、口頭で社名を言ったのでそのまま「アニドウ・ナカグロ・フィルム」と書かれてきた。確かにそう発音したのは事実ですが.....。そんな会社名はなかろうに。もう何回もHISを使っているので、あちらのコンピュータに個人名はパスポートNo.までしっかり入っている。社名も入れておいてほしいものです。
CGの「スキージャ○○・○ア」の続編が映画になるというので、T社来社。人力飛行機の実写を導入に使用するとか。今から見れば、人力飛行機のばからしさも相当なものなので、うまく繋がるのではないでしょうか。
その後山梨県立博物館の展示映像の件で、R社来社。来客が2件もあると、会社みたいで疲れる。そんなことだから社名が認知されないのか。中目黒に引っ越して、アニドウ・ナカメグロ・フィルムにしてみよう。
旅行中に録画した番組を見ながら、夜中に暑中見舞いと写真展の案内葉書を制作しています。毎年極めて楽しみにしているのが、「トニー賞授賞式」。アメリカの演劇・ミュージカルを対象にしたもので、ノミネートされた舞台の抜粋が見られます。舞台はDVDなどのビデオ媒体にはほとんどならないので、かなり貴重です。この中継番組から抜いて、トピックなんかむかしNHKが作っていました。「キャッツ」の「メモリー」はそれで始めて見たのです。「コンタクト」なんかもこの授賞式で見たので、舞台を見に行きました。今回は噂の「モンティ・パイソンのスパマロット」がベスト・ミュージカル賞他を取り、これは見なくてはという気にさせられたけれど、そう熱を入れて見ていてはBGVにならず作業が進まないなあ。ヒュー・ジャックマンの司会と歌は、だめでした。好意的な見方が多いようですがそれでは先人に失礼なことです。
いよいよ迫ってきたので銀座のスポット商会に写真展の相談にいった。白黒の焼きの見本を先行して1枚あげてもらうことに。帰りに、テアトル西友じゃない、えーと「ル・テアトル銀座」で見逃していた「クローサー」を見る。ナタリー・ポートマンのストリッパーはまるで色気なし。思わせぶり展開であったが、なんということもない駄作にがっかりして、居酒屋三州屋で食事。ここの仲居のおばさんたちは、極端に愛想がない。これがまたクセになるほどのとりつく島がない態度。味はよく値段もまあまあ。二代目杉本五郎だった金子さんと良く来たところです。旧・並木座の隣です。
今日はケチカメート・フェスティバルのレポートをホームページにアップすべく奮闘しました。しかし、まだ写真が少ないと批判され、改造中なのでアップは少し先になります。ハンガリーの食べ物で一番のお気に入りは、グヤーシュ(グーラッシュ)スープです。辛い具だくさんのボルシチみたいなもので、これが主食でもOKなんだがなあ。都会のシャレたレストランでも出ますが、やはり大平原の牧場で作ったものがうまいです。
突然の雨でずぶ濡れとなって「宇宙戦争』見ました。ジーン・バリーは最後の方で娘を連れていこうとする老夫婦なのか?
ハンガリーでジョン・ハラスの娘さんの講演会に出ました。後に「動物農場」などを作るハラス氏がハンガリー時代に教えを乞うたのがジョージ・パルその人でということで、そんなことを思い出しながら見た「宇宙戦争」は、圧倒的に旧作の勝ちでした。パペトーンばんざい!CGだのVFXだのは映画を衰退させることにしか機能しないのでしょう。
月末の写真展「路面電車の街2」の準備にかかります。素材がブローニー、35mmのそれぞれネガ、白黒ネガ、ポジとあって、最近ではデジカメも加わったので、何をどう引き延ばすのやらややこしくていけません。貧乏なので、キャプションから挨拶文、お知らせの葉書まで自分でやることになりました。とりあえず、葉書の印刷だ!郵送代があるかな。
日経新聞を買い、タカラが竜の子プロを買収するニュースを知った。ほとんどの作品の権利を自社で持っているタツノコなのに、新作があたらないとうまくいかないものですね。いかに資産を有効活用させるかが経営と要と知れば、アニドウには資産らしきものはけっこうあるんだけど、有効に使う才能が全くないので、先行き真っ暗です。
アニドウのI之さんはタツノコにいたし、わたくしにしても一時はなぜかタツノコで撮影助手のバイトをしていたこともあるので、縁のない会社のことではないから淋しい結末です。いや、名前が残ってもねえ。