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シオタ、シオタのパア
2003/07/28

とかげちゃんフェスティバルも無事終了し、あとは帰るだけのはずでしたが、そこは落ち着きのない日本人、少しでも観光しようとあくせく動きました。マルセイユを南東へ約22キロ、たどりついたは地中海沿岸ラ・シオタの町。フランス国鉄のこの駅こそリュミエール兄弟が「列車の到着Le train entrant en gare de La ciotat」を撮影した所です。無人駅ではないけれど、1〜2時間に1本の普通列車しか停まらないので人影もありません。映画の原点のひとつを訪ねて、といえば聞こえはいいんですけれど。ホームにあった陽に焼けた兄弟の写真とスチルがさびしい場所でした。やっと列車が来たかと思えば、あっという間に通りすぎるTGV。しかも柵もないので、あぶないことこの上ありません。リュミエールの短編を上映した時には観客が本物かと驚いて逃げたという話がありますけれど、ぼくは本物のTGVが迫ってくるので逃げました。だって減速してくれないんだからなあ。30分以上待ってやっと停まってくれる現代の列車が到着しました。客の方も様変わりでしたね。

遍路は続くよ
2003/07/16

上映会の疲れも道連れに、おフランスへ行きました。たぶん別項で報告するでありましょう「みどりのとかげちゃんフェスティバル」への参加が主な目的なのですが、そればかりではありません。ここ数年続けているプロジェクト「世界の路面電車」をついでに取材してこようという企画です。おかげで、レンタカーを毎日140キロで飛ばし、ガソリンを多大に消費しながら、フランスを駆け巡ることに。成果は三都市、リヨンの西サントエチエンヌ市の路線(ひとつだけでほぼ直線に平坦に市街を横断している)、リヨンの東グルノーブル(白い恋人たち)のAB二路線、そして最も見たかったモンペリエの一路線です。これは何といっても車体がカッコいい。中から見た操縦席もかっこ良く「ワープ6までは出るに違いない。近い将来このトラムで外宇宙の探査が行われることは疑いない」とつぶやいたのです。ほんと、不必要にカッコいいんですね、これが。写真は終点で、赤い鉄骨と白い建物をバックにフランス国旗の三色になったのを狙いました。フランス、万歳!

あああぁ....トーク者たち
2003/07/13

月例上映会もなんとか続き、7月は舞台を中野ZERO小ホールというキャパシティ500人の会場にアップ!(いつもの会場が取れなかっただけですが)。ついでに宣伝もパワーアップして、オープロダクションの次代を支えるアニメーター岡林恭子さんに素敵なイラストを描いてもらいました。これをA4ちらしと葉書にカラー印刷して配る大盤振る舞いです。その行いに「イラストレーターとしてのオレを差し置いてどういうことだ!」と怒る片山雅博センセに活漫をお願いしました。「日本漫画映画発達史〜嗚呼!先駆者たち〜」というタイトルはいささか大げさではありましが「キンタロー体育日記」「かぼちゃ騒動」などというショボイ日本漫画映画もそれなりに愉快に見て頂けたようで、トリの「シンテリヤ嬢の花婿」は、そのオチが予想通り受けてこれまた好評。しかし、なんといっても、片山センセの十八番となった「赤垣源蔵徳利の別れ」が聞かせましたね。会計は赤字でしたが、にぎやかな会場に気を良くしています。また、やりましょうかね!

アカペラ娯楽
2003/06/15

日暮里の駅の前にある月見寺(本行寺)の本堂で、珍しいオペラ落語という催しがありました。アニドウの製作したビデオ「川本喜八郎〜人形と生きる」のBカメラを担当してくれた手崎信吾さんが、プロデュースしたイベントです。なぜアニドウの関係者は儲かりそうもないことばかりに手を出すのでしょうかねえ。それはさておき、この演目はオペラより「サロメ」と宗教曲「マタイ受難曲」を、あっという間に語り、歌う、ユニークな落語でした。演者はウーロン亭ちゃ太郎さん。ちょうど、我が邦においても漫画活弁の名調子を聞こうという企画をたてていたので、すっかりやる気になりました。やはりナマはいいですね。ご本尊を見ていたら脚本家の翁妙子さんに逢ったので、ちょいと寺の隣でそばを食べて帰りました。これが正しい休日というものでしょうか。

知らない勇気姫
2003/06/04

くれぐれもアニドウ上映会の作品は内密に。
なかの芸能小劇場での上映会も6月で6回目。ちゃんと毎月やっているのに自分でも驚いている。今回もほぼ満員なので、やはり小屋は小さくとも満員はうれしい。バラエティに富む構成を心掛けてきたが、それもまた型にはまってきたようだ。ゲストを呼んだり、これからの今年後半は少し変化を出そうかと思う。上映担当のK氏も慣れてきたけれど、この機械、サウンドを拾うドラム回りがうまくない。すぐゆるんで音がゴニョゴニョしてしまう。それに真新しい映写機はどうも古いフィルムの通りが悪いので、日本の古典はさけなければならなくなりそう。それでも、上映会を続けるのは受付での金勘定がうれしいせいか?それとも打ち上げの一杯がうまいからか? その一杯を楽しみに参加しているオープロの村田社長、テレコムの友永氏と話すのが楽しいからかなあ。

これ苦しょん
2003/05/08

新IT時代じゃよ、とばかりアニドウは資料の収集にインターネットオークションも活用しております。フィルムなどもたまに出るけれど他にも色々とありやして、最新の収穫はこれ。写真左は政岡憲三さんによる巻頭折込口絵の掲載された昭和28年の『小学三年生』。右2点は昭和33年の『小学二年生』9月号付録「しらゆきひめ」(熊川正雄・画)で、これは安かったなあ。同好のみなさん、ハンドルネームanido(ママやんけ!)の入札に挑戦して、値をつりあげないようにお願いしますね。

脱帽! 動画誕生の碑
2003/02/22

アニドウ顧問故杉本五郎と一緒に仕事をしていた興行社「タマ企画」の野口社長が、クセノン16mm映写機を寄付してくださるというので、受取りにK君の運転するレンタカーで八王子へ。なんと2台+スクリーンまで頂いて感謝感激。その帰路、越生の霊園へ寄り政岡憲三さんの動画誕生の碑にお墓参りした。1981年 (昭和56年)の除幕式から早くも22年が経ってしまった。スウェーデン産の大理石に彫られた美しい人魚姫の肌も雨と大気によごれてかなり寂しそうな様子。あの除幕の日に元気で笑っていた、政岡先生、綾子夫人をはじめ杉本五郎、桑田良太郎、薮下泰治、吉村祥の各氏も鬼籍に入られた。まさに光陰矢の如し。政岡先生の資料本の刊行を早く実現しなくては、今度のお迎えは自分の番かもしれませぬ。

耐用(たえよう?)族
2003/02/19

第2回目になった東京国際アニメフェアに出展しました。といっても相変わらず書籍の販売中心でしたが、今回は「椋尾画集」のカラーちらしと、新しいアニメーション制作の企画書(ニホちゃん)のふたつを配りました。なんか、ちょっと企業らしいと思いません?
でも、大手の会社と比べるとやっぱり貧乏所帯だよねえ、わがブースは!(同じビックサイトで開催したコミケの机ひとつに比べると出世なんだが)。真ん前がジブリのブースで、「キリクと魔女」の宣伝をしておりました。なつかしいなあ。この作品はアヌシーでグランプリを受賞していますが、選んだのはアニドウかいちょーですよ。

冬コミケにも参加
2002/12/28

夏コミの売れ行きに気をよくして参加を決めたが、新しい商品が何もないので、こりゃだめだとなげやりな気分で参加。開通したりんかい線と埼京線の直通運転で少しだけ、通うのが楽になった。ほとんど誰も、我がブースには目もとめないで、ただ大勢流れていく。時流に乗り損ねていることを実感するが、それもまたいいんじゃないかとヤセ我慢。二日目には、しゃぶしゃぶの食べ放題で元気をつけたつもりになる。椋尾画集が出るまで次回の参加はないかもしれない。

アヴェリ歌えば
2002/12/14

追悼などのイベントを除いては、上映会をしばらくやっていないなあと思っていたところ、AICの北島氏やオープロの辻氏がやはり作品はフィルムで見たい、若い人にも見せたい、とうまいことを言うので様子見に開催してみました。作品は「へんてこなオペラ」をトリにおなじみのものばかり。でも、宣伝用にカラー葉書を制作したせいでしょうか、300人近くの人が参加してくれました。会場の中野ZERO小ホールとは昔PAFをやった中野文化センターホールの改名したものでした。どうりで懐かしい感じがしましたね。この成功で来年2003年からは、駅前のなかの芸能小劇場を使って毎月上映会に挑戦する決意を固めました。

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