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まずはビデオ疾走日記
2005/03/20

3/15日のサーカス特集上映会はなかなかの好評で、お客さんもほぼ満席のにぎわいだったが、続く20日の上映会はさんざんな結果に。小松原一男追悼特集ということで、小松原ナオ子夫人(左写真の左)の参加を得て、フィルムあり、ビデオありのもりだくさんの内容だったが、日曜日だといつものメンバーが参加しづらいのか、50人程度のさびしい入りで終った。とはいえ、ひさびざの「ふく面リーグ戦」は懐かしいタッチのアニメーションで、感慨深い印象を残した。
受付もがっかりして手抜きをしていたら、ゲストのアニメーター才田さんとピエール・ジネル氏が二人で上映中の受付をやってくれていた。すんませんねえ。
夜の会はこの日のために4万円も出してレンタルしてきたプロジェクターをフルに使おうと企画した「アニドウ制作ビデオ大会」。解説をしつつ見るつもりが、最後の「カルトニスト記録ビデオ」ではダレてきたので、掟破りの上映中早回しで、切り上げてしまった。以外にアニメーションとは関係ない「路面電車」のクリップが評判よくて、ちょっと喜ぶ。しかし、あまりのさびしい入りに、もうビデオだけの企画はやらない、と決意する。これからはビデオは参考程度にとどめます。

魔宮のような返却う
2005/03/11

先週の3月4日、大雪注意報の中、「漫画映画の全貌」へ貸し出した資料・作品が浦和に戻ってきた。左は、現代美術館の収蔵庫。この前までピカソと並んでおいてあった。欲張りなアニドウ代表が、新しく制作した拡大グラフィックや木製の撮影台まで欲しいというので、荷物が膨れあがって一度で運ぶ予定が4トン車でも入りきらず、後日第二回目を決行することに。かつては華麗な姿を誇ったギャラリーも今やたんなる倉庫に変身。これからいったいどうやって整理するのだろうか?
第二回目の返却は3月11日。今度は雨。「にほんまんがえいがはったつし」を毎日上映してくれた16mmループ映写装置は、計った結果浦和への搬入が難しいことが判明。急遽埼玉県日高市にある倉庫に頼み込んで置かせてもらいことになった。いつの日かまた動かす日が来るのだろうか?倉庫から再び浦和へ向かい、木製撮影台とか大型パネルなどをアニドウに搬入してやっとけりがつく。しかしまだ全貌は終わらない。額からはずして返却する資料もあり、また報告書代わりのパンフレットを制作して記録を残そうなどというヒマな企画を会長がたてているのだ。噂では、ビデオ映像での記録短編も作りたいとか。2006年になっても「全貌」の事をやっていたら、笑えるではないか。

すぐ波会館
2005/03/03

二日前にゾートロープなど展示機器が搬入されたという、杉並アニメーションミュージアムの内覧会におじゃましました。現役の結婚式場の一部を改装したスペース2フロアーが充てられていて、ちょっと狭い感じですが、作業机とかアフレコ体験コーナーなど種々盛り込まれています。駅から遠いのは難点です。1階の大広間でのレセプションはスーツ姿の方が多く、アニメーターや現場の人が少ない感じでした。役所の産物ですからしかたないのでしょうが、対象がよくわかりません。子供向けなのかな。僕向けでないことは確かです。5日のオープン後しばらくは賑わうでしょうが、それからが大変だと思います。 館長に就任あそばした鈴木伸一先生他関係者のアイデアにわずかに期待します。ここは、アニメーションでなく「アニメ」ミュージアムでいいのではないでしょうか。

ぞっこんV
2005/02/28

去年の10月に韓国・プチョン市で開催したPISAF(Puchon International Student Animation Festival)に、僕を審査員として招いてくれたプログラム・ディレクターKIM Sae-Hoon氏韓国から来日。その傍らには、僕がお願いしてあったテッコンVのフィギュアがあった!渋谷の高級ホテルエクセル東急のロビーで行われた贈呈式を見よ!アホか。このマジンガーZに影響を受けた(!?)ロボットアニメは長い間見たかった作品で、先日やっとDVDを手に入れたばかり。なにしろFILM1/24の16号あたりで、当時韓国から帰国した北島信幸氏がお土産にくれたサントラLPのジャケットを1面で掲載しているぐらい長年の夢であったのだ。ま、その本編の出来は置いておいて、このフィギュアはうれしい。しかし、韓国から担いでくるのはちょとでかいんでないかい?山手線にのるだけでも、大きかったんだがなあ。欲しそうな顔をするので、古川タクさんにも持たせてあげた。あげないけど。

すてきなバンビな
2005/02/09

赤坂プリンスホテルで開かれた「手塚治虫を偲ぶ集い」に参加してきました。手塚治虫さんが亡くなって早くも十七回忌となってしまいました。月日の経つのは本当に早いです。立川談志師匠の漫談?あり、手塚さんの初孫のお披露目(アトムの耳をした帽子をかぶっている)などもあってなごやかな進行でした。会場では、多くの方が参集されていましたが、ぼくはメモリバンクの綿引さんや、鈴木伸一さん、川本喜八郎先生、林静一さん、古川タクさん、ひこねのりおさん、坂本雄作さん。などなどお歴々に挨拶したのです。脚本家辻真先さんが昔の劇場パンフをくださるというので大喜びしたのですが、いつ手元にくるのでしょうか?どうも年寄りばかりが多いなあ、と思っていたらなんと手塚プロ関係の美人はすべて受付を命ぜられているようでした。20人も受付がいることはないんじゃないでしょうか?終了後は、片山雅博多摩美大教授、南正時名カメラマンのお二人とまたまた色気のない二次会をこなして帰り着きました。記念品は、特別バージョンのアトムぬいぐるみ。これは貴重です。参加しているうちに、あれこれ思い出してきてしまったので、今後の上映会で、手塚先生追悼特集を開催する決意をかためました。幻の「バンビ」「ピノキオ」が出版されるというので、それを記念する意味でもいいと思います。

神戸、鳴いてどうなるのか。殺された我が身がステーキになるだけ。
2005/01/16

あっという間に、「日本漫画映画の全貌」神戸展の閉幕です。再度神戸へ!再度モーリヤのステーキへ!東京から一番働いていたのは人間ではなく、「ハウルの動く城」。ついに最終日間近でぶっ壊れてきました。写真は終了日前日の修理の模様。ぎりぎりまで働いてもらいます。しかし、他に巡回展なくてよかったなあ。
 もりさんの白蛇伝のパンダも壁から下ろされておつかれさま。この動かんばかりの拡大原画の展示は、アニドウS嬢のアイデアでした。もりさんの拡大写真パネルと一緒にアニドウにやってきます。毎日拝まなくてはいけませんね。「にほんまんがえいがはったつし」の映写装置(オートループ)もお疲れさま。フィルムはさすがに擦り傷だらけになっていました。それもビデオにない味だという好意的な意見もあって、なんとか1本で会期を乗り切った次第。このでかい装置も、近日中にアニドウへやってきます。毎日、自動的にスイッチが入ったら怖いな。はたして安置場所はあるのか!?

大丸等決闘
2004/12/28

日本漫画映画の全貌展、たったひとつの巡回展の設営で神戸へいきました。神戸牛のステーキにつられたわけではあります。
東京展からたくさんの作品をうまく削って、全体の構成は変えなかったつもりですが、ハウルのコーナーは、ど〜んと拡張していましたね。ここの構成の実物を見たのは当日だったので、いささか驚きました。東京展の開催期間中もハウルは何も露出させない方向で規制されていたので、ここにきての反転攻勢には?という気分。どでかい荒地の魔女をはじめとする立体造形物の移送も大変でしたが、デパートの閉店後に、フィアットをしずしずとメインロビーに入れた時も扉ぎりぎりだったので、日通美術梱包の部隊も全員でかかりました。1日半がかりの設営も終えての初日には、大塚さんとぼくのテープカットで開幕しました。実はこれヤラセで、お客様の来る前に報道用に演出したもの。テレビに出たんでしょうか?

エスピー女
2004/11/10

韓国から成田空港へ帰国し、そのまま再び機中の人となりポルトガルのアニメーションフェスティバルに参加した。ポルトに近い海辺のリゾート地エスピーニョで毎年開催される映画祭で、ぼくの参加は1999年に続いて二度目。作品も持っていかないのに、事務局の女ボス、クリスティーヌさんは、ホテルや空港への迎えにずいぶん厚遇してくれた。感謝。ひさしぶりにきたらなんと立派なマルチメディアセンターができていて、その中に事務局もあってもちろん上映ホールも備えてあったのには驚いた。以前はカジノの地下の映画館みたいな場所を使っていただけだったが、そこは第二会場となって長編を上映する場になっていた。真ん中の写真は、おどけて挨拶するG.ベンダッツィ氏(キアーバリ主催者)他審査員一同。
それほど裕福とは思われていないポルトガルの田舎の街でのこの力の入れ方は、アニメーション文化に対する理解と情熱を感じさせて、ちょっと感動させてくれる。
日本は負けましたね。

プチョンケチョン
2004/11/05

 韓国で開催されたプチョン国際学生アニメーション映画祭に審査員として呼ばれたので、喜んでいきました。辛いもの大好きの僕にとっての初韓国。食べ物はたいへんけっこうでした。
 映画祭の作品のレベルも高くて(実は意外だった)、2005年のアカデミー賞ノミネートにも入った『Birthday Boy』は、朝鮮戦争時代の話を違和感のないCGで情感深く描いた傑作で、他の審査員ともども異論なく大賞を授賞したものです。どはでなオープニングとか、長編アニメ「新暗行御史」のプレミアなどで、満員の会場は、まさに上り坂の韓国アニメーション界を象徴するように熱気につつまれていた。日本は負けましたね。
Photo by Sugasawa

同じことは二度あるて
2004/10/16

おフランステレビ軍団が浦和にやってきた!フランス、ドイツなど欧州で放送されている文化チャンネル「アルテ」の番組のために撮影クルーがアニドウ事務所に来襲しました。もちろん、アニドウは付け足しで日本のアニメ事情をさまざまにレポートしていきました。パリでは宮崎さんのインタビュー(日本ではなかなかガードが固くて不可)も撮影して挿入するということです。実はこのアルテのために数年前、同じような企画で協力しました。その際は、監督助手みたいな仕事でしたので、まあスタッフとしてカメラの後ろにいたわけです。今回はカメラ前。出世しました。でも、スタッフの方が楽しいかも。今回の番組もそのうちにビデオがくるでしょうから楽しみです。Photo by Sugasawa.

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